孤独死というのは年々増加傾向にあります。

一説には年間4万件を超すとも噂されている孤独死の問題は、もはや対岸の火事として目を背けて良い問題ではありません。

誰にも看取られずに、一人寂しく死んでいく……。
これだけでも十分な恐怖ですが、孤独死の実情というのは、そんな生易しいものではありません。

立ち込める死臭。周囲を飛び交うハエ。辺りには生活ゴミが散乱し、足の踏み場もない。
腐敗が進んだご遺体は、もはや生前の面影を残しておらず、親しい方でも判別するのが困難なほどです。
ご遺体を移動させた後も、滲みでた体液が染みとなり、故人の無念を主張し続けます。

人の尊厳も何もかも失われた、目を覆わんばかりの惨状。それが、孤独死の現実なのです。

孤独死に付きまとう諸問題は、あまりにも生々しく、できることならば逃げ出したくなる気持ちもわかります。

しかしながら、孤独死というのは、今この瞬間にも起こっている、現実の問題です。

人はいつか死にます。これは避けることのできない宿命です。

でも、孤独死は避けることができます。

亡くなった後、少しでも早くご遺体を見つけてあげる。
ただそれだけのことで、故人の尊厳は守られ、ご遺族の悲しみも軽減できるのです。